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根岸線の貨物列車を話題に情報交換をする総合ブログです。
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皆さんこんにちは。根岸の兄さんです。

さて、前回から始まりました『根岸の仲間たち』のコーナー。第2回目となる今回ご紹介します根岸の仲間は、子どもたちの人気者・EF210形直流電気機関車です。



EF65とEF210

・EF65とEF210。EF210はEF65の後継機として登場しました。根岸にて。(Photo:根岸の兄さん)

【EF210形直流電気機関車紹介】


EF210形電気機関車は上の写真左に写っているEF65形の置き換えのために開発された機関車。EF200を改良した機関車で、性能面やデザイン面など至るところでマイナーチェンジが行われています。最初は岡山県岡山市の岡山機関区に配置され、このことから愛称は配置先の岡山ゆかりの童話『桃太郎』にあやかってECO-POWER 桃太郎【エコパワー・ももたろう】という愛称がつけられました。

なお、製造当初は岡山機関区にすべて配属されたEF210はさらに仲間を増やし、新鶴見機関区のEF65の後継機になるべく2005年から新鶴見機関区にも配属がはじまり、現在根岸線には岡山機関区の試作機900番台・0番台・100番台と新鶴見機関区の100番台が入線します。


【岡山機関区のEF210がタキを牽くのはここだけ。】

根岸線ではじめにEF210が入線し始めたのは、東海道貨物支線の東京(タ)から乗り入れる1153レ~5569レがはじまりです。それから5681レ~5682レ(現8682レ)に5560レ~5571レの運用を持つようになり、さらに他線区の浮島町(川崎貨物)や浜川崎を発着とする宇都宮(タ)・倉賀野方面への石油列車の運用にも入るようになり、岡山機関区のEF210がタキを牽く姿を、根岸線に限らず各所で見ることが出来るようになりました。

しかし、その後に新鶴見機関区へEF210が新規配置され、また岡山機関区から新鶴見機関区へ一部100番台の機関車が転属し、1153レ~5569レ以外の運用は他線区を含めてすべてこの新鶴見機関区のEF210へと置き換えられてしまいました。このため、元祖である岡山機関区のEF210がタキを牽く姿は、1153レの折り返しである5569レの根岸~宇都宮(タ)間でしか現在他線区を含めて見ることが出来ないため、とても珍しいものとなっています。根岸へおいでになったら、是非とも写真に収めていただきたいものです。


【桃太郎という馴染みやすい愛称が子どもたちに大人気】

EF210は先に述べたようにEF200をベースに改良を加えられた機関車。デザインはEF200の斬新的なヨーロピアンスタイルの車体から一転してシンプルで落ち着いたデザインへ仕上がりました。

EF200から始まる新性能の機関車を俗に『ハイテク電機』と呼んでいますが、JR貨物ではもっと親しみやすいようにという思いをこめて、このEF210からは機関車に愛称がつけられるようになりました。その名も『ECO-POWER 桃太郎』。この愛称は狙い通り子どもたちに受け、この機関車を目にすると『あ、桃太郎桃太郎!』と元気に叫ぶ子どもたちをたびたび目にするようになりました。根岸でも例外でなく、子どもたちの一番人気の機関車となりました。なお、その後誕生した交直流電気機関車のEH500にはこのEF210の桃太郎という愛称に対を成す形で『ECO-POWER 金太郎』と命名され、さらにEH500には金太郎のイラストも描かれるようになりました。

走行性能的にはハイテク電機のなかでも平坦線区で汎用されるほどの性能を持っている程度で、大人の鉄ちゃんからはまだ新米ということで人気は高くありませんが、EF65の後継としてこれからもその数を増やしていくことと期待しています。

根岸で5569レの入換を行う岡山機関区のEF210。

・根岸で5569レの入換を行う岡山機関区のEF210。根岸にて。(Photo:根岸の兄さん)


【EF210形が根岸へやってくる時間は?】

2007年3月18日改正の時点では、次の時間に根岸駅を発着します。

・新鶴見機関区所属機(100番台)

・5580レ~単1286次(新215)根岸5:58着①~根岸6:43発①
 タキ車牽引~単機

・5681レ~8682レ(新224)根岸9:59着①~根岸11:44発①
【土休日10:04着①】
 検タキ車+検コキ車牽引~タキ車牽引

・5760レ~5571レ(新225)根岸11:28着②~根岸12:45発②
 タキ車牽引~タキ車牽引


・5560レ~5474レ(新213)根岸12:28着①~根岸13:45発①

・  87レ~5777レ(髙211)根岸15:28着①~根岸16:49①【土休日根岸16:58発①】
 タキ車牽引【高速石油】~タキ車牽引



★岡山機関区所属機(900番台・0番台・100番台)

・1153レ~5569レ(岡  2)根岸10:40着①~根岸12:14①【土休日根岸10:56着①】
 コキ車牽引
【高速コンテナ】~タキ車牽引



EF210は昼間にやってくる運用ばかりのため、特に日中は10時~14時頃であればEF210が常に1機は根岸にいるという状態です。しかし、EF210をたくさん見たいという方はなんと言っても10時頃~11時頃がいいと思います。EF210が5681レ、1153レ、5760レなどで集中して到着しますので、一気に3機のEF210を見ることが出来ます。いやあ、お子さん連れの親御さんにはなんとも親孝行な機関車であります(笑)

今後はEF65の置き換えのために、さらに増備されるとのことです。若さ溢れるEF210にさらに期待がかかります。


(2007.11.28.Wed. 編集:根岸の兄さん)
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皆さんこんにちは。根岸の兄さんです。

さて、今回から紹介をはじめます『根岸の仲間たち』。このコーナーでは機関車・人など問わず、根岸線で働かれる・根岸線で活躍する方・ものたちを取り上げるコーナーです。『根岸線について』のカテゴリー内で記事を書かせていただきます。根岸へおいでになる際にご参考いただければ幸いです。

第1回目は高速石油のエース・EH200形直流電気機関車です。





・5475レで運ぶタキを夜通しで根岸まで届け、次の3093レ折り返しまで休むEH200。入換灯だけを
 点け眠たそうな顔もち。根岸にて。(Photo:根岸の兄さん)


【EH200形直流電気機関車紹介】

EH200形電気機関車はEF64形0番台電気機関車の置き換えのために開発された機関車。なんと言っても青いボディに8軸の動輪を構えた大型機関車なのに、スラッとしていて斬新的なフォルムが特徴的です。愛称はECO-POWER BLUE THUNDER【エコパワー・ブルーサンダー】。日中の入線機会こそ少ないですが、EF210同様に子どもたちを中心にとても人気がある機関車です。

2007年現在、高崎機関区に配置されたEH200形の試作機900番台と0番台が根岸線へ入線します。


【高速石油のエースとして】

EH200形はもともと中央本線などの山岳路線に対応したEF64形0番台の後継機ということで、同様に山岳路線に対応した設備を持っています。現在EF64形0番台が重連(2両)で貨物列車を牽引しているところをEH200形単機(1両)で牽引させるために8軸の動輪を備え、1エンドと2エンドから成る車体を常に連接させています。

それだけに、加速性・車輪の粘着性・牽引力には自信があり、根岸線では特に牽引定数の大きく加速・牽引性能が必要とされる高速石油列車に充当されています。この性能は高密度運転路線の根岸線では特に牽引定数が大きくてもダイヤに支障をきたしにくいということで重宝され、根岸線では『高速石油のエース』として活躍しています。


【スピード感溢れるボディと走りが魅力】

EH200形は東芝府中工場で2001年に落成しました。ボディはヨーロッパ諸国で活躍する機関車をモチーフに直線を多用したデザインで斬新的です。車体は青い塗装、足回り付近はグレー塗装で、車体にはアクセントで水色が塗られ、乗務員扉の部分はカラシ色に塗られています。また、闇を照らす3灯のまぶしいばかりの灯火は魅力的で、存在感があります。

走行性能が優れているということで、ECO-POWER BLUE THUNDERの愛称がよく似合う稲妻のような走りを見せ、特に高速石油列車でタキを牽く姿は魅力的です。根岸⇒山手間の20‰近い上り坂でも速度を落とさずに力強く登板し駆け抜ける姿は一見の価値があります。


【EH200形が根岸へやってくる時間は?】

2007年3月18日改正の時点では、次の時間に根岸駅を発着します。

・高崎機関区所属機(900番台・0番台)

・5473レ~ 88レ(髙211)根岸4:22着②~根岸4:54発②
 タキ車牽引~タキ車牽引【高速石油】

・5475レ~3093レ(高217)根岸6:42着②~根岸10:00発②
【土休日9:54発②】
 タキ車牽引~タキ車牽引【高速石油】

・5262レ~5476レ(髙203)根岸14:59着①~根岸17:40②
 タキ車牽引【45t車限定】~タキ車牽引


・単1297後~  94レ(髙218)根岸19:48着②~根岸20:53発①【土休日19:40着②~20:43発①】
 単機~タキ車牽引【高速石油】

・5768レ~8781レ(髙207)根岸20:43着②~根岸22:11②【土休日20:38着②】
 タキ車牽引~タキ車牽引

・  75レ~3095レ(髙213)根岸20:58着②~根岸22:33①
 タキ車牽引【高速石油】~タキ車牽引
【高速石油】

※ちょこっと解説

・高速石油列車
95km/h走行・45t積み可能なタキ1000貨車のみで組成された専用貨物列車。列車種別は高速B【最高速度95km/h】。

・45t車限定
95km/h走行・45t積み可能なタキ1000貨車のみで組成された専用貨物列車。但し、列車種別はあえて従来の75km/hが最高速度となる専用Aに指定されている。


見やすい列車はなんと言っても10:00頃根岸を発車する3093レですが、一番見ごたえのあるのは夜の時間帯。夜は高速石油列車が多く設定されているため、EH200が多く充当されています。このため、1番線と2番線にEH200が入線し、並ぶと見ごたえあるものになります。闇夜に照らされる3灯・3灯の合計6灯の灯かりはとても格好いいです。この時間にバルブ撮影されにおいでになるのもおススメです。



・高速石油列車が多く設定されている夜はEH200が集う。根岸にて。
 (Photo:根岸の兄さん)


今後もタキ1000の増備により高速石油列車の増発が進む度に、このEH200形がタキを牽引する姿を多く見かけるようになると思います。新しきエースに今後も期待がかかります。


(2007.11.22.Thu. 編集:根岸の兄さん)

この記事では、特に根岸線の貨物列車が走行する桜木町駅~根岸駅を中心においてご紹介いたします。

1.こんな路線です、根岸線。


根岸線は、京浜東北線に接続する横浜市西区の横浜駅から同市磯子区の磯子駅を経由し、鎌倉市の大船へ至る路線です。旅客会社である東日本旅客鉄道(JR東日本)が路線を管理しています。根岸線は京浜東北線と直通運転をしているため、一般の方からは大宮~大船をすべて含めて京浜東北線と言ったり、また京浜東北・根岸線とも呼ばれています。

この根岸線の一大貨物拠点駅となっているのが、ちょうど横浜駅から7kmほどのところにある根岸駅です。根岸駅には日本最大の製油所である新日本石油精製根岸製油所の専用線が接続し、平日を中心に最大28両のタンク車で組成された石油輸送列車が大量に発着しています。その取扱量は2003年度の全国貨物駅取扱量ランキングの車扱部門で堂々の第1位となっています。さらに同駅には横浜港・本牧ふ頭へ通じる神奈川臨海鉄道本牧線が接続し、根岸線・本牧線経由で行われる海上コンテナーの輸送が盛んです。他に、月に数回東急車輛製造で製造された新造車輌の甲種輸送があり、逗子を拠点に発着し、根岸線の大船~桜木町を経由して各鉄道会社へと運ばれていきます(甲種輸送とは、輸送される鉄道車両を貨車として扱い、機関車がそれを牽いて走る貨物列車の一種です。)。

なお、日中は旅客列車が桜木町~根岸間を磯子発着・大船発着交互で5分間隔で走っていますが、わかりやすいところで磯子発着がなく列車間隔が約10分空いているところが存在しているのは、ここにこれらの貨物列車が設定されているからなのです。


2.ここが売りです!根岸線。


なによりもすごいのが、根岸駅を発着する貨物列車の本数。日中はおよそ30分に1本で貨物列車がやってきます。それを牽く機関車も盲腸的路線でありながら大変多彩です。乗り入れる機関車は次のとおり。

★EF65形(高崎機関区・新鶴見機関区所属機)

★EF64形1000番台(高崎機関区所属機)

★EF66形(吹田機関区所属機)

★EF200形(吹田機関区所属機)

★EH200形(高崎機関区所属機)

★EF210形(岡山機関区・新鶴見機関区所属機)

★DE10形(新鶴見機関区所属機)

★DE11形2000番台(新鶴見機関区所属機)

特にEF200(吹)やEF66(吹)が牽く石油列車はここだけでしか見ることが出来ません。また、EF210(岡)が牽く石油列車については、根岸発の当該1本以外は他で見ることが出来ません。DE10とDE11は逗子発着の甲種輸送の際に牽引を担当します。

また、根岸線ではATS-PにATCを併用したATCバックアップ方式を導入し、旅客列車が高密度で運転されています。その間を貨物列車が間もなく走るところもこの路線の見どころです。また、運転本数が多いために撮影地や駅間の移動がしやすく便利です。


3.ところが・・・。

根岸線は高密度運転路線という性格を持つため、次のような弊害がどうしても生じます。

例えば運転間隔が狭いために列車の往来も激しく、撮影列車が対向列車に被られやすいというところです。遅延していなければ被る場所・被らない場所が特定出来ているので大丈夫ですが、普段から1~2分遅延と輸送障害の激しい路線ですので撮影も上手くいきません。さらに関内駅が最寄の横浜スタジアムで野球や催し物があったり、横浜周辺でのイベントがあった際は多客で特に南行が遅れやすく、思ったように撮影が出来ない場合もあります。

また、根岸線は開業年度が浅いため、比較的高い規格で作られたために高架が多く踏切もないため、基本は駅撮りになります。お手軽である一方、撮影地は決まった場所になってしまいます。


それでは、根岸線で撮影をする場合はどういうところに気をつけたらいいか。この続きはカテゴリーから『撮影をされる方へ』を選択してお進みください。

☆当ブログ専用掲示板★
E d i t b y      "TEAM-HASEGAWA"
HN:
根岸・ハセガワ軍団
性別:
非公開
自己紹介:
(写真は会長:建築屋さん)

根岸・ハセガワ軍団は根岸線を拠点に活動する貨物列車の撮影仲間です。『皆で協力しあって楽しく』をモットーに活動しています。皆さんもどうぞ根岸へおいでください。
※各メンバーの紹介等はカテゴリーの『メンバー紹介』よりお進みください。
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