根岸日報 2007．1．1．Tue．

皆さんあけましておめでとうございます。根岸の兄さんです。今年最初の根岸日報です。今年も根岸からのニュースを少しでもお伝えできればと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、本日元旦と明日の2日は根岸はお休みですが、根岸で私用がありましたのでついでに見て来ました。本来は列車の発着もなくさびしい構内のはずなのですが・・・。


【お正月の根岸から。】

根岸に到着しますと、やはり構内はタキが少し置いてあるだけでがらんどうとしていました。ところが、階段のところから窓を開けて専用線の中を覗いてみると・・・。



おや、日新の操車さんでもなければ、神奈川臨海の操車さんでもない作業員さんが脚立を抱えて専用線をうろうろしています。そして後ろのタキ1000のENEOSマーク右肩に丸いステッカーが付いているのがわかります。なんでしょう。

しばらく、ここで私用のために午後まで駅を離れます。駅へ戻ってきたのが13:30頃のこと。



広い構内。タキも少なく機関車もなく休業日の根岸の様子のはずでしたが・・・。専用線構内で先ほど仕事をしていた作業員さんが専用線からJR線構内へ出てきました。



貨車の、ちょうど右側のところで脚立を立てて作業をはじめるようです。



まずは新日本石油のブランドマーク『ENEOS』のステッカーあたりをきれいに磨いているようです。



仕上げをしているようですね。さあ、どうなるのでしょうか。



おや・・・！？



おお・・・これは！！


【新日本石油がエコレールマーク取組企業に認定。】

このたび、新日本石油では12月6日に開催された第12回エコレールマーク運営・審査委員会にてエコレールマーク取組企業に認定されました。石油業界のなかでは、今回の新日本石油の認定例がはじめてです。

新日本石油は、業界の中でも鉄道貨物輸送の割合がおよそ50％と大変高い企業。鉄道貨物輸送の良い点を活かした大量かつ安定的で効率の高い石油製品の提供が評価されたのではないかと思います。また、近年進んでいる45t積みのタキ１０００の積極的導入による輸送効率の向上も図っており、結果として輸送にかかるエネルギー消費量が削減されていることも特筆されましょう。

そしてこのたび、エコレールマーク取組企業に認定されたことにあたり、先の記事にもありましたとおり早速根岸駅にてタキ１０００のうち新日本石油『ENEOS』のブランドマークを取り付けた貨車の右肩に、このエコレールマークのステッカーをプリントしました。なお、新日本石油のブランドマークを取り付けていないタキ１０００およびタキ４３０００・４４０００に対しては、エコレールマークステッカーのプリントを行っていません。 このほか、北海道は本輪西駅に接続する新日本石油精製室蘭製油所を拠点に使用されるENEOSマークのプリントされたタキ１０００、および宮城県は仙台北港駅に接続する新日本石油精製仙台製油所を拠点に使用されるENEOSマークのプリントされたタキ１０００に、根岸製油所を拠点とするタキ１０００同様に「エコレールマーク」をプリントする予定とのことです。

また、新日本石油のHPより12月7日付けでプレスリリースが、また別添資料でタキ１０００へのエコレールマークのプリントイメージが公開されていますので、参考になさってください。


解説 『エコレールマーク』

エコレールマークは、製品などの物流に際して温室効果ガスである二酸化炭素の排出量が少ない鉄道貨物輸送を利用している企業、またはそれによって運ばれてきた商品を対象にした認定制度、およびこれを示すマークのことです。認定企業、また認定商品には商品のパッケージや広告、カタログ、さらには環境報告書などにもエコレールマークを付すことが出来、環境にやさしい鉄道貨物輸送を利用していることについて消費者に周知を図ることを目的としています。  

・関連HP

【鉄道貨物協会 エコレールマーク紹介ページ】
http://www.rfa.or.jp/ecorailmark/

【新日本石油】
http://www.eneos.co.jp/



・エコレールマークが貼られたタキ１０００。



・エコレールマークステッカープリント車の外観。


★運用報告

・5693レ～単1286前(新 60)EF65-1091
　検タキ8車～単機

他、根岸休業日につきほとんどの列車が運休。


報告は以上であります。

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～ 編 集 後 記 ～

というわけで、2008年の『根岸駅で会いましょう』がスタートしました。新年早々、エコレールマークのプリントが行われるという、いきなりのサプライズでした。休業日の根岸はよく構内で大掛かりな保線作業をやったり、こんな珍しいこともやるので目が離せないですね。

ところで、最初のほうをちょっとレポート風にしてみましたがいかがでしたでしょうか。いつものニュースを伝える文面よりも多少面白みがあって良いようにも思えますが、根岸からのニュースをちゃんと伝えるのには相応しいのかなぁ・・・と、少々疑問にも思ってしまうことがあります。しばらくは、このようなレポート形式も試験的にやってみようかと考えています。


(2008．1．1．Tue．　編集：根岸の兄さん　追記：快速可憐)